浦島太郎の話にはありませんが、神話の中では乙姫様が海岸へ来て子どもを生みます。
その子が初代神武天皇のお父さんです。
つまり、神武天皇は神話の中の世界なのか実在の人物なのか、その境界線あたりにいるわけですね。
ちなみに、お兄さんである海彦の子孫が鹿児島の島津家だそうです。
山彦の本当の名前は、火照命(ほでりのみこと)と言います。
海彦は、火遠理命(ほをりのみこと)と言います。
興味深いのは、海彦にゆかりの鹿児島県にある鹿児島神社は山彦を祀っているということです。
初代天皇の名前は、神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれひこのみこと)と言います。
もちろんこの名前も神武と言う名前も後世に付けられたものです。
神武と言えば有名なのは神武東征ですね。
九州から近畿まで遠征して近畿を制圧するのですが、これは武力による戦争ではなくて、呪いの世界ですね。
古代の歴史を見てみると、天皇の跡継ぎ問題とかはありますが、天皇家を廃止しようという動きは一切ありません。
これはどういう意味なのでしょうか。
天皇家は海を渡ってやって来たと言われますが、日本人の大半は海を渡ってやってきているので、それは問題ではありません。
日本人の文化として、何かの権威を盛り立てて行こうということがあるのでしょうね。
このブログでは歴代天皇について、そのエピソードを綴っていこうと思っています。
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